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執筆者の写真マレ - Maray -

里山は、良いぞ。秋の茨城県城里町。

茨城県の城里町という所へ縁あってよく行きます。豊かな里山に加えて、那珂川という日本でも有数の清流が特徴。山と川の恵み。今回は秋の食の切り口から。


よく行く地元の檜山商店のおじいとおばあ。御年86と82に見えない元気さ。

日本に里山は数多く有れど、茨城県の城里町は中でもかなり良い所と思ってます。

先ず、良くも悪くも観光地化されていないので人が少なく静か。豊かな自然を目一杯静かに堪能できます。今回はそこの秋の恵みの話。


地元の農家の人達の憩いの場、檜山商店
檜山商店

なんてことの無い田舎道沿いにある、年季が入り率直に言ってあまり積極的に入りたいとは思えない、檜山商店。


ですが地元の農家さんたちの重要なハブになっているようで、「みんな置いてくんだよ−」と、普通の市場にも流通にもまったく乗らない超レア食材が並びます。地元スペシャルの超美味食材の宝庫なのです。


今は秋。秋の里山はなんといっても、きのこ。


流通に乗らない里山スペシャルなきのこの数々

見よ、この普段見ることもないきのこの数々。

-野山でしか取れない超レアきのこ達

・香茸(松茸以上に美味しいとも。濃厚な旨味。汁でも揚げても炒めても美味!!)

・ハタケシメジ(とても美味しい!)

・千本シメジ(美味しい!)

・イッポンシメジ(ウラベニホテイシメジ。苦味が特徴。見た目大きくてインパクト大)

・ベニサシホウキタケ(食感おもしろい。やや苦味)

・シカタケ(土臭い。食感もボソボソで敢えて食べなくてもよいかな。。。)


-この辺で栽培されてるレアきのこ

・ハナビラタケ(コリコリ食感がたまらない!)

・アワビタケ(名前の通り、柔らかめなアワビのような食感と旨味)

・タモギタケ(鮮やかな黄色が特徴)

ついでに、この辺の特産の赤ねぎことレッドポアロ。甘みが強くて美味しい。


今までスーパーで売っているきのこプラスαくらいしか知らなかったので、こんなにも沢山のキノコがあるというのにもビックリ、そして中には無茶苦茶美味しいのも有るのにさらにビックリ!!きのこ採りに夢中になる人が居るのもよく分かります。


そして、那珂川の恵み。

城里には那珂川も流れています。そこの恵みもここで奇跡的に手に入るわけで、、、

那珂川の天然鮎たち!!

高級料亭に行くか、釣り人が知り合いに居ないと先ず手に入らない天然鮎まで!! 濃い体色、追星、オレンジのヒレ先、発達した顎、まさに天然鮎。さすがに琵琶湖からの人工種苗が多いので天然遡上では無いとは思いますが。こんど下顎側線孔を調べてみよう。 冷凍ではありますが、それでも風味はまったく落ちず、焼く前からスイカの良い香り。

焼けばさらに爽やかに香ばしく広がる香りに、淡白であっさりめな旨味、内臓まで美味しく全部食べれてしまう。


小さめの鮎は天ぷらで

小さめの鮎は天ぷらで頭から丸ごと。これもジューシーで美味しい!


きのこ達もついでに天ぷらに

ついでにキノコも天ぷらに。これまたジューシーに旨味閉じ込められて美味しく頂けました。


観光化されていないからこそ味わえる、自然そのままの美味しさ

この地域でもこんな特別な食材を置いてあるお店は他に見たことがなくて、ここが特別なのだと思います。本当は自分がこっそり食べ続けたいので紹介したくないのですが、ずーっとお世話になっていながらも過疎の進むこの地に、少しでも人が沢山来て若い人も住み始めてくれたら良いなぁと思い紹介してみます。 他に一般受けしそうなお店としては、ダントツで道の駅かつらの所のMERCY's COFFE

那珂川の清流と大自然を眺めながら頂く、全てハイクオリティなコーヒー、スウィーツ、食事がとにかく最高。オシャレな店内でオシャレな音楽を聞きながらぜひゆっくりしてみてください。


もうすぐ、鮭の遡上の季節

そして那珂川は鮭の遡上する南限の川であり、ここ城里が遡上限界地となります。鮭の逞しく遡上する姿を見つつ、全ての体力を産卵に使い果たし自然に還っていく姿に大自然を感じることもできます。

城里町で産卵し、力尽きた那珂川に遡上した鮭

ということでなんと、ここ城里町で獲れた筋子!もそのうち某所で手に入るとのこと。。。なんという事でしょう。今からすでに来月に訪れるのが楽しみです。皆さんもぜひ一度足を運んでみてくださいな!!


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